Q&A

患者さまからよく聞かれる質問

Q1. 矯正装置をつけていると、虫歯になりやすくなりますか?

 装置をつけていると食べかすなどがたまりやすいので、虫歯になりやすいです。ただし、「歯に対する意識」が非常に高くなりますので、日ごろから歯みがきをマメにするようになって、虫歯を予防できるケースは多いです。

Q2. 歯並びが悪いと、健康にどう影響しますか?

海外では「歯並びが悪いと病気になりやすくなる」といった健康被害の報告もあり、お金をかけてでも歯並びをよくしようという姿勢が多く見られます。日本ではまだそこまでの意識はありませんが、将来的には「歯にお金をかけることが当たり前」のようになるかもしれません。

Q3. 目立たないようにマウスピースでの治療を希望したいのですが、実際にどれだけの効果がありますか?

まずは患者さまのお口のなかを拝見して、マウスピースに適した歯であるかどうかをチェックします。もし通常の矯正装置のほうが治療の効果が上がると判断した場合には、そのことを患者さまに丁寧に説明します。そのうえで、どの治療法を採用するかは患者さまに判断していただいております。

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Q4. 大人でも治療できますか?

矯正治療は、基本、年齢制限はありません。

大人の方にこそおすすめのケースがあります。長年、歯並びにコンプレックスを持っていたり、歯並びが悪いことで歯磨きが行き届かず、歯周病になりやすい状態になっていたとしたら…。そんなデメリットを矯正治療で解消し、お口の健康を保つことが、ひいては健康寿命を延ばすことにもつながるからです。

※大人の場合は子どもの治療に比べて、期間や治療が難しくなる傾向があります。

噛み合わせの状態によって様々な発音障害が出てきます。とくに、英語など外国語の発音が難しくなります。

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Q5. 治療期間はどれくらいかかりますか?

通常、大人の場合、歯を動かしている期間は2年から2年半の治療が多いです。その後、歯並びが後戻りしないように、リテーナーという専用器具による保定期間が必要になります。

子どもの場合は、

乳歯が混ざっている混合歯列期から始める1期治療

乳歯が抜けて永久歯に代わって始める2期治療

と治療を分け、2期治療は2年から3年です。

※1期治療は、始める年齢、歯の生え変わり、成長の速さ等、個人差があるため一概には言えません。

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Q6. どれくらいの間隔で通院するのですか?

通院は歯を動かしている治療の時は1ヶ月に一度の通院になります。

綺麗になり歯並びが後戻りしないように、リテーナーになりますと6ヶ月に一回の通院になります。

 

Q7. 治療を始めるときには、どのようなことをするのですか?

まず、担当医と面談で初診相談を行います。お口の状態についての悩みや疑問点など治療について何でもご相談ください。担当医は顔や口の中を診査して、診て矯正治療の一般的な話や注意事項などをご説明します。その上で、納得いただけたら治療を決定し、検査の予約となります。

検査は、歯型(模型)、顔や顎、歯のレントゲン写真、口の中と顔の写真撮影、ほかに必要な資料を揃えます。後日、それらの資料をもとに総合的な診断結果と治療計画の説明を行います。

Q8. なぜ歯並びや噛み合わせが悪くなるのですか?

先天的原因と後天的原因が主にあります

先天的原因としては親に似るのと同様に、遺伝の一つという見解があります。また、後天的な原因としては、指しゃぶりなどの悪習癖や、歯の生え変わりがうまく出来なく歯並びが悪くなることもあります。

最近では、柔らかい食べ物への偏向をはじめ、食生活の変化もあって、顎の骨が十分に発育せず、歯がきれいに並ぶスペースのない子どもが増えています。扁桃腺・アデノイド・アレルギ-性鼻炎などで、口呼吸をすることで起こる不正咬合も理由の一つと考えられます。

 

Q9. 何歳ごろから相談、治療したらよいでしょうか?

子どもだと前歯が生え変わる6歳頃に相談されるのをお勧めしています。

※通常、大人より子どものほうが歯が動きやすく痛みも少ないです。

 

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Q10. 歯並びを治すために、歯を抜くことがあると聞きますが?

なるべく歯を抜かずに治療をすることを基本としていますが、子どもから治療を始めても抜歯したほうが良い場合もあります。

歯を抜くこと自体は大変残念ですが無理に歯を残し並べてしまうと見た目だけではなく噛み合わせに弊害が出ることがあります。抜歯しても残った歯できれいな土台を作ることによって長きにわたって自分の歯で噛んで、食べて、話せるようになるのです。

それが矯正治療の真のゴールだと考えています。

※抜歯するかしないかは、精密検査を行い審美的な要素や患者さまのご希望も加味し、総合的に判定することになります。

 

Q11. 矯正治療の医療費は?

矯正治療は、基本的に保険適用外になります。

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Q12. 矯正治療の医療費控除は?

歯列矯正を受ける人の年齢や矯正の目的などを基準に、歯列矯正が必要と認められる場合、その費用は医療費控除の対象になります。しかし、同じ歯列矯正でも、美容目的であれば控除の対象から外れます。